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2026-07-17

不動産の反響管理表をエクセルで作る方法|列の設計・追客漏れを防ぐ条件付き書式

不動産仲介の反響管理は、最初はエクセルで十分です。ただし「とりあえず表を作る」と、列がバラバラで集計できない・追客漏れに気づけない表になりがちです。この記事では、反響管理表に最低限必要な列の設計、次回アクション日を過ぎた行を自動で赤くする条件付き書式、媒体別の費用対効果を見るCOUNTIFS集計まで、実務でそのまま使える形で解説します。

反響管理表に最低限必要な9列

反響を1件1行で記録します。列は増やしすぎると入力が続かないので、まずはこの9列に絞るのがおすすめです。

ポイントは「媒体」「状況」をプルダウン(データの入力規則)にすることです。手入力だと「スーモ」「SUUMO」「suumo」が混在し、後の集計が壊れます。

また、2回目・3回目の電話やメールの記録は、この台帳に列を足すのではなく、別シートに「日付・顧客・内容」の追客履歴として残す方が長持ちします。台帳は常に「その反響の最新状態」だけを持たせ、経緯は履歴シートに積む——この分担にすると、行が横に伸び続けて誰も読めない表になるのを防げます。

追客漏れを防ぐ:期限超過の行を赤くする条件付き書式

反響管理表の価値は、記録することよりも「連絡すべき客が埋もれない」ことにあります。次回アクション日(H列)が今日より前で、まだ成約も追客終了もしていない行を自動で赤くしましょう。

データが2行目から始まる表で、A2:I2以降の範囲を選択し、条件付き書式→「数式を使用して、書式設定するセルを決定」に次の数式を入れます。

=AND($H2<>"", $H2<TODAY(), $G2<>"成約", $G2<>"追客終了")

書式で背景を赤系に設定すれば、「次回アクション日を過ぎたのに動いていない反響」が開いた瞬間に目に飛び込みます。列番号は絶対参照($H2のように列だけ固定)にするのがコツで、これで行全体に色がつきます。毎朝ファイルを開いて赤い行から潰す——この運用だけで、追客漏れはかなり減ります。

媒体別の費用対効果を見る:COUNTIFSでファネル集計

反響は「数」だけでなく「その後どうなったか」まで見ると、媒体ごとの費用対効果が分かります。別シートに媒体を縦に並べ、反響数→来店数→成約数の3段階をCOUNTIFSで数えます。

来店率(来店÷反響)と成約率(成約÷反響)を割り算で出せば、「反響は多いが来店につながらない媒体」「件数は少ないが成約率の高い媒体」が数字で見えます。掲載費の配分を見直す判断材料として、月に一度この表を見るだけでも価値があります。

個人情報の取り扱い:管理表はイニシャルで

反響管理表は共有・持ち運びされやすいファイルです。氏名・電話番号・メールアドレスをそのまま並べると、紛失や誤送信のときのダメージが大きくなります。管理表には「Y.T様」のようなイニシャルか顧客番号だけを記録し、フルネームと連絡先は別の顧客台帳(アクセスできる人を絞ったファイルや基幹システム)に分けるのが現実的です。ファイル自体にもパスワードを設定しておきましょう。

手作りの反響管理表でよくある失敗

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まとめ

反響管理表は、9列に絞った台帳+期限超過の条件付き書式+媒体別COUNTIFS集計、の3点セットで実用になります。大事なのは立派な表を作ることではなく、毎朝開いて赤い行から動く運用を続けることです。まずはエクセルで始めて、規模が追いついてきたらシステム化を検討する——その順番で十分です。

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